やまぐち食の安心・安全メール第227号
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鳥インフルエンザについて正しい知識を持ちましょう!
- 鳥インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です
- 鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます
- 家きん(ニワトリ、七面鳥等)に対する病原性やウイルスの型によって、「高病原性鳥インフルエンザ」、「低病原性鳥インフルエンザ」などに区別されます
- 家きんで高病原性鳥インフルエンザが発生すると、その多くが死んでしまいます
鳥インフルエンザウイルスは人に感染するの?
- 日本ではこれまで、家きんの肉や卵を食べて、鳥インフルエンザウイルスに感染した例は報告されていません
- また、食品安全委員会は、日本の現状において、家きんの肉や卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えています
- この考え方には、次のような科学的な理由があります
1.鳥インフルエンザウイルスは熱に弱く、食品を十分に加熱調理して食べれば感染の心配はない
2.鳥インフルエンザウイルスは酸に弱く、胃酸等の消化液により死滅すると考えられている
3.人と鳥では、鳥インフルエンザウイルスが感染するための細胞表面の受け皿(受容体)が異なることから、鳥インフルエンザウイルスは人の細胞表面の受け皿と結合しにくい
- ただし、鳥インフルエンザにかかった鳥の羽や粉末状になったフンを吸い込むなどして、人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合、ごくまれに感染することが報告されています
- 日本では、鳥インフルエンザにかかったニワトリの処分や施設等の消毒などを徹底的に行っているので、通常の生活では病気の鳥と接触したり、フンを吸い込んだりするようなことはほとんどありません
- そのため、人が鳥インフルエンザにかかる可能性はきわめて低いと考えられます
感染を広げないために気を付けるべきことは?
- 鳥インフルエンザが発生した現場を見に行ったりするのはやめましょう
- 病気の鳥と接触したり、フンを吸い込んだりする機会を自ら作ることになり、他の場所にウイルスを持ち運んでしまう原因になります
やまぐち食の安心・安全推進協議会
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