やまぐち食の安心・安全メール第186号
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ヒスタミン食中毒について
- 魚を食べたら、顔が赤くなり、じんましんが出たことはありませんか?
- 食物アレルギーでなければ、それはヒスタミンという科学物質による食中毒かもしれません
ヒスタミン食中毒の症状は?
- 食べた直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが紅潮し、頭痛、じんましん、発熱などで、重症になることは少ないです
- 発症した場合は、抗ヒスタミン剤が効果的ですので、速やかに医療機関に相談しましょう
原因となる食品は?
- ヒスタミン食中毒の原因となる主な食品は、「ヒスチジン」というアミノ酸を多く含む赤身魚(マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシ等)やその加工品です
- ヒスチジンは細菌の酵素(ヒスタミン産生菌)の働きでヒスタミンとなるため、ヒスチジンが多く含まれる食品を常温に放置する等、不適切な管理を行うとヒスタミン産生菌が増殖し、ヒスタミンが生成されます
- ヒスタミンは熱に安定であり、調理加工工程で除去できないため、一度生成されると食中毒を防ぐことはできません
ヒスタミン食中毒の予防方法
- 魚を購入した際は、常温に放置せず、速やかに冷蔵庫で保管しましょう
- ヒスタミン産生菌はエラや消化管に多く存在するので、魚のエラや内臓は購入後、できるだけ早く除去しましょう
- 鮮度が低下したおそれのある魚は食べないようにしましょう
- ヒスタミンを高濃度に含む食品を口に入れたときに、くちびるや舌先に通常とは異なる刺激を感じることがあるため、この場合は、食べずに処分してください
<詳しくはこちら(厚生労働省ホームページ)>
ヒスタミンによる食中毒について<外部リンク>
<詳しくはこちら(消費者庁ホームページ)>
ヒスタミン食中毒 | 消費者庁<外部リンク>
八十八夜はいつ頃の季節?
- 「八十八夜」は立春から数えて八十八日目にあたる日のことで、今年は5月1日になります
- 暦の上では、この日から夏になり農作業を始める目安になりました
- また、「米」の字を分けると「八十八」になることや、末広がりの八が重なることから、縁起のいい「農の吉日」ともされます
- 「八十八夜の分かれ霜」という言葉があり、このあとは霜の心配がなく、農家では茶摘みや苗代づくりに精を出します
- この日に摘んだお茶を一番茶(五月末までに新芽を摘んで入れたお茶で「新茶」とも言います)として飲むと、一年を無病息災でいられると伝えられています
やまぐち食の安心・安全推進協議会
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