やまぐち食の安心・安全メール
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黄色ブドウ球菌食中毒の予防について
いよいよゴールデンウィークがやってきます。過ごしやすい気候とあって外でお弁当を食べる機会も増えると思います
しかし、気温が高くなると細菌性の食中毒が起こりやすくなりますので、食品の取扱いに注意しましょう
特徴
- 黄色ブドウ球菌は、化膿した傷などにも存在していますが、健康な人でも約3割が鼻などに保有する細菌です
- この菌は、食べ物の中で増殖するときにエンテロトキシンという毒素をつくり、この毒素により、人に危害をおよぼします
- 菌自体は熱に弱いですが、毒素は100℃で30分加熱しても分解されません
- 潜伏時間は1~5時間(平均約3時間)で、吐き気、おう吐、腹痛、下痢などの症状があります
予防のポイント
- 手に傷がある場合は、食品に直接触れたり、調理をしたりしないようにしましょう
- 手はせっけんでよく洗いましょう
- 食材や調理済みの食品は、低温で保管しましょう
- 調理後はなるべく早く食べましょう
詳しくは黄色ブドウ球菌による食中毒
食の豆知識:メバル
- 春になると旬を迎えることから、春告魚として有名な「メバル」。大きな目が特徴で、名前の由来も目(目張る)からきています
- メバルは岩場や藻場に棲み、山口県沿岸では、日本海・瀬戸内海ともに刺網(※)や釣で多く漁獲されます。平成18年の県内のメバルの漁獲量は281トンで、周防大島町や周南市で多く漁獲されています
(※刺網…平面状の網を仕掛け、魚のえらぶたや背びれが網目に絡まることで魚を捕獲する漁法)
- メバルを選ぶポイント
- 新鮮なものは目が澄んでいますので選ぶときの目安にしてください
- 料理法
- メバルといえば「煮付け」が有名ですが、手早く煮上げた方がうまみを逃がさず、身も硬くなり過ぎません。
- 背鰭の棘(とげ)や骨が硬い魚なので、唐揚げにする場合は中骨を取ってから揚げた方が食べやすいでしょう。
やまぐち食の安心・安全推進協議会
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