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やまぐち食の安心・安全メール第77号
カレーの作り置きには注意しましょう!
ひと晩寝かせたほうがおいしいといわれるカレーや煮ものなどの作り置きのおかずは、どのように扱ったらいいのでしょうか?
食中毒の原因は?
- 具材のにんじんやタマネギなどの根菜や肉類には食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」が付いている場合があります
- ウェルシュ菌は、人や動物の腸管や土壌中などに広く生息しており、酸素のないところで繁殖します
- ウェルシュ菌の繁殖しやすい温度は43~47℃で、特に鍋底のほうで菌が繁殖しやすいです。
- ウェルシュ菌は、熱に極めて強い芽胞を作り(芽胞は100℃で1~6時間の加熱に耐える)、食べ物とともに腸に達し、腸で毒素を作り食中毒を引き起こします
どうやって保存すればいいの?
- 温度や湿気が高くなる時期は、常温で保存するのは避けましょう
- 調理後、粗熱がとれたら、早く冷えるよう小さな容器に小分けして冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう
作り置きのカレーを食べるときに注意することは?
- カレーは表面が沸騰しているように見えても実際には内部で対流が起こりにくく、温度が均一に上昇しにくくなっています
- 均一に温度を上げるには、十分かき混ぜながら加熱して早めに食べましょう
ウェルシュ菌についての詳しい情報はこちら
夏期の食中毒予防
夏期は、細菌性の食中毒が多く発生するので、注意が必要です
予防のポイント
- 買物の時:冷蔵や冷凍が必要な食品は最後に買い、買ったらすぐに持ち帰る
- 保存の時:冷蔵庫や冷凍庫に食品を詰め過ぎない(目安は7割程度)
- 調理の時:加熱調理する肉や魚などは十分に加熱する(中心部の温度が75度で1分間以上)
- 調理の後:調理した食品を室温に長く放置せず、早めに食べる
- 食事の時:食卓に着く前にせっけんでよく手を洗う
- 食品が残った時:時間がたったものや少しでも危ないと思うものは、思い切って捨てる
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やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
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