やまぐち食の安心・安全メール第275号
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じゃがいもによる食中毒について
- じゃがいもは、様々な料理で使用されるおなじみの食材ですが、毎年のように全国で食中毒が起きています
- じゃがいもの食中毒は、じゃがいもに含まれるソラニンやチャコニン等のアルカロイドと呼ばれる有毒成分を多く食べることにより起こります
- ソラニン等は、じゃがいもの発芽部分や緑色の皮の部分に多く含まれる物質です
- 農家が生産し、お店で販売されているじゃがいもの場合、食中毒を起こすほどの量のソラニン等が含まれていることは、まずありません
- しかし、自家栽培した未成熟で小さなじゃがいもや、日光が当たり皮の部分が緑色になってしまったじゃがいもの場合は、ソラニン等の含有量が多くなっている可能性が高く、注意が必要です
症状
- ソラニン等による食中毒の症状としては、おう吐、下痢、腹痛、めまい、動悸、耳鳴り、意識障害、けいれん、呼吸困難などが起こり、ひどい場合は死に至ることもあります
- 症状は、早いときは数分後から出始め、遅いときは数日後に出ることもあります
予防のポイント
- 芽が出ていたり、緑色の部分があるじゃがいもは買わない
- じゃがいもは、暗くて涼しい場所に保管する
- 買ったじゃがいも、収穫したじゃがいもは、長期保存しないで、早めに食べる
- じゃがいもに芽や緑色の部分があったら、皮を厚めにむいて取り除く
- 未熟な小型のいもを多量に食べない(特に、皮ごと食べるのは避ける)
- なお、じゃがいもを茹でてもソラニンやチャコニンは分解せず、量が減らないことに注意しましょう
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ジャガイモによる食中毒を予防するために(農林水産省)<外部リンク>
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