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やまぐち竹資源循環利用促進事業
県では、地域資源である竹の有効活用を促進し、森林環境の保全と竹産業の振興を図るため、やまぐち竹資源循環利用促進事業に取り組んでいます。「竹といったら山口県!」となるように、以下の事業を関係機関と連携しながら総合的に取組を進めていきます。
1 やまぐち竹林経営基本方針の策定
県では、竹林経営のルールや基準等を定めた「基本方針」を策定し、竹林の適切な整備・保全を推進します。また、竹材の利活用しやすい竹林をゾーニング(区域化)し、竹材の利用を促進します。
2 「山口県竹林経営マイスター」の確保・育成
県では、「やまぐち竹林経営基本方針」に基づき、適切な竹林経営を行うことのできる竹材生産者を確保・育成し、県が「山口県竹林経営マイスター」として認定しています。
(認定メリット)
(1) 県が開設予定の「竹市場」(たけいちば)での竹材の委託販売が可能
(2) 「竹市場」への竹材の運搬賃t(トン)あたり3,000円/tの補助金の申請が可能
(3) 県のホームページ等で認定者をPRすることで、竹林所有者からの伐採依頼等が期待される
(研修イメージ)
(研修概要)
※第2期生の募集は以下の内容で、10月中旬頃から県ホームページ等で募集開始予定(研修時期は11月下旬から1月頃で調整中)
3 新たな竹材流通拠点「竹市場」の開設
県は、竹林経営計画に基づき伐採された竹材が安定供給される新たな竹材流通拠点「竹市場」(たけいちば)を整備します。竹市場に持ち込み・委託販売ができる方は、原則、以下の方を対象としています。
●利用対象者
(竹材持込者)竹林経営マイスター等
(竹材買取者)事前登録された竹材加工業者等
【竹市場運営規程】及び【竹市場の買取規格表】等について、県ホームページで10月下旬公開予定。
(竹市場イメージ)
4 竹材利活用に向けた施設や機器導入等の支援事業
竹材生産体制の強化を図るため、竹材加工機器や施設等を整備される予定のある方を対象に、国の補助制度を活用した支援を行います。
補助金申請にあたっては、事前に計画書等の作成が必要です。事業の採択条件の確認等が必要ですので、必ず最寄りの県農林水産事務所にご相談ください。
5 伐採や搬出の生産性向上に向けた実証研究
竹材供給コスト低減のため、研究機関と連携し、他産業の技術等も取り入れながら竹に適応した機械の開発・改良を進めるとともに、より最適な集材・搬出方法など作業体系を検討します。
6 やまぐちの竹のブランド化の推進
YAMAGUCHI Bamboo Missionの会員等の竹産業事業者と連携しながら、県産竹材の魅力の情報発信や企業間交流の促進等により、付加価値向上に向けた取組を進めます。
【YAMAGUCHI Bamboo Missionページリンク】
YAMAGUCHI Bamboo Mission - 山口県ホームページ