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食の安心・安全メール・第263号
やまぐち食の安心・安全メール第263号
腸管出血性大腸菌による食中毒ついて
腸管出血性大腸菌とは
- 大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在し、ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、人に下痢等の消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています
- 病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすものがあり、これを腸管出血性大腸菌といいます
- 腸管出血性大腸菌は、牛等の家畜や人の糞便中に時々見つかります
- 家畜では症状を出さないことが多く、外見だけでは、菌を保有する家畜かどうかの判別は困難です
症状
- 潜伏期間は平均4~8日で、症状は激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多いです
- 1~2日後に血性下痢(下血)が見られます
- また、溶血性尿毒症症候群(HUS)や、脳障害を併発することがあります
- HUSは、下痢が始まってから約1週間後に、赤血球の破壊による、溶血性貧血、血小板の減少及び急性腎不全などの症状が現れ、重症の場合は死亡します
予防のポイント
- 生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱してから食べる
- 冷蔵庫内の食品はよく点検し、早めに食べる
- 加熱調理済の食品が二次汚染を受けないよう、調理器具は必ずよく洗う。できれば、熱湯又は塩素系消毒剤で消毒する
- 調理や食事の前に必ず石けんで手を洗う
- 水道菅直結以外の水を飲用あるいは調理に使用する場合は、必ず年1回以上の水質検査を受け、飲用に適しているか否かを確認する
- ビルなどの貯水槽の清掃、点検を定期的に行う
- お腹が痛くて、下痢が続いたら、すぐにかかりつけの医師の診察を受ける
- 発症した患者のいる家庭では、糞便に汚染された下着等の取り扱いに注意する
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