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ふぐ中毒

ページ番号:0019464 更新日:2025年5月28日更新

 ふぐは、ふぐ毒(テトロドトキシン)という毒をもっており、その毒力は青酸カリの約1,000倍といわれています。ふぐ毒は、ふぐの種類や部位などによって含まれる量に違いがあり、有毒部位を食べるとしびれやおう吐などの中毒症状を起こし、最悪の場合には死亡することもあります。

 山口県内でも、毎年数件のふぐ中毒が発生しています。平成11年以降、死亡事例はありませんが、全国では例年、ふぐ中毒による重症・死亡事例が発生しています。

 ふぐ中毒を防止するために、次のことを守りましょう。

自家調理は絶対にやめましょう

 ふぐ中毒のほとんどは、釣りや譲り受けにより入手したふぐを自家調理し食べることが原因です。
 ふぐ毒は煮たり焼いたりの調理では、なくなることはありません。自家調理は大変危険ですので、絶対にやめましょう。​
 イラストフグ

適正に処理(有毒部位の除去)されたふぐを食べましょう

 ふぐは有毒部位を全て除去したものでなければ一般消費者に販売できません。
 未処理のふぐを一般消費者に販売することは、食品衛生法で禁止されています。
 本県では、ふぐの処理は「ふぐ処理師」という資格者又はその立会いの下で適正に行うよう条例で規制しています。適正に処理された安全なふぐを食べましょう。

フグ処理施設について(営業者の方へ)

 ・ふぐを処理する営業者は、ふぐ処理師にふぐを処理させ、又はその者の立会いの下に他の者にふぐを処理させなければなりません。
 ・除去した卵巣、肝臓等の有毒部位の保管をするための施錠をすることができる容器やふぐの処理をするための専用の器具等を備える必要があります。

関連リンク

《参考》ふぐ中毒の発生状況

 

 
  山口県(下関市を含む) 全国
年次 件数 患者数 死者数 件数 患者数 死者数
H17 3 4 0 40 49 2
H18 4 6 0 26 33 1
H19 5 7 0 29 44 3
H20 3 3 0 40 56 3
H21 3 3 0 24 50 0
H22 3 4 0 27 34 0
H23 1 1 0 17 21 1
H24 1 1 0 14 18 0
H25 0 0 0 16 21 0
H26 1 2 0 27 33 1
H27 1 1 0 29 46 1
H28 1 1 0 16 30 0
H29 1 1 0 19 22 0
H30 1 1 0 14 19 0
R1 0 0 0 15 18 1
R2 0 0 0 20 26 1
R3 2 3 0 13 19 0
R4 1 1 0 10 11 1
R5 1 1 0 9 10 0
R6 1 1 0 10 10 0