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ふれあい夢通信バックナンバー集・ふれあい夢通信第61号
第61特集号(2021春号)
平成30年度から「ふれあい夢通信」ホームページにより、山口県の教育情報を保護者、地域、学校に向けて発信しています。
また、以下の「ふれあい夢通信」SNSで、「ふれあい夢通信」ホームページの掲載についてお知らせしています。
- Facebook https://www.facebook.com/ふれあい夢通信-426889794457703/<外部リンク>
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目次
- 山口県教育の実践、各種研修会、統計結果等
- ふれあい掲示板
- 読者プレゼント
1 山口県教育の実践、各種研修会、統計結果等
(1)「やまぐち教育先導研究室(Yell)」の取組を紹介します!
やまぐち教育先導研究室の設置
本県では、Society5.0時代の到来を見据え、これからの時代を切り拓く子どもたちに求められる「情報活用能力」等を育成するため、国が示す「Gigaスクール構想」の実現に向け、県立学校の校内ネットワークの高速化や児童生徒1人1台端末の整備など、その基盤となるICT教育環境の整備を進めています。
そのため、県教育委員会では、ICTを積極的に活用し、新たな学びの視点を取り入れた教育プログラムを開発するために、今年度、やまぐち総合教育支援センター内に「やまぐち教育先導研究室(Yamaguchi Education Leading Laboratory)」通称「Yell(エール)」を設置しました。
ICTを活用した新たな教育プログラムの研究開発
Society5.0時代に求められる力を子どもたちに育成するため、ICTを積極的に活用し、新たな学びの視点(課題解決型学習や教科横断的な教育等)を取り入れた教育プログラムの研究開発に民間コーディネーター(株式会社電通)とともに取り組んでいます。
開発プロジェクト名:まなびで“きびる”プロジェクト
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<開発プログラム(1):やまぐち発の自己発見プログラム>
<開発プログラム(2):やまぐち発のコミュニティ型Pbl>
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ICTの日常的な利活用に関する支援
- 「やまぐちICT新たな学びラボ(Yama-Labo)」の新設
- ICTを活用した授業の実施に向け、教職員を支援するためのウェブサイト「やまぐちICT新たな学びラボ<外部リンク>」を新設しました。
【サイトの内容】
- 機器の接続や配置方法など、ICTの日常的な活用に関するHow to資料
- クラウドサービスやアプリを活用した新たな学びにつながる実践へのヒント
- 授業でのICT活用や情報モラル教育など、校内研修等で活用できる資料 など
- 校内研修会等の支援
- ICTを活用した授業実施に向けた校内研修会の支援をします。具体的には、G Suite for Educationを利用した授業に関する研修動画及びMicrosoft Teamsの利用法に関する動画を作成し「やまぐちICT新たなまなびラボ」の研修動画<外部リンク>に公開しています。
お問い合わせ先 |
やまぐち総合教育支援センター やまぐち教育先導研究室 |
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(2)求められる英語力と山口県の取組について
文部科学省は「外国語教育の抜本的強化イメージ」において、各校種における新学習指導要領のポイントを示し、小・中学校の各段階を通じて英語教育を充実し、高等学校卒業までに、児童生徒の英語力をCefrのB1(英検2級等)程度までに向上させることを求めています。
山口県では、児童生徒の英語力を高めていくために、英語教育推進計画を作成し、小中高英語教育推進校や研修協力校において英語教育の在り方を研究し、その成果を各地域に普及しています。また、英語教育で求められる資質・能力を身に付けさせるための授業作り等について学ぶ、スキルアップ研修会等を行い、教員の英語指導力向上を図っています。その他にも、授業提供や授業改善に向け指導助言等を行う英語教育推進教員や、専門性の高い授業を行う小学校英語専科教員を配置し、日常的な授業改善と校内研修の充実を行っています。
お問い合わせ先 |
Tel:083-933-4600 Fax:083-933-4609 |
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(3)山口県の「地域連携教育」 各市町立小・中学校の取組を紹介します!
山口県では、人づくりと地域づくりの好循環の創出をめざして、コミュニティ・スクールの仕組みを生かした学校と家庭、地域住民、企業・大学等の連携・協働により、郷土への誇りや愛着を育むとともに、子どもの豊かな学びや育ちを実現していく地域連携教育を推進しています。
今回は、市町立小・中学校の取組を紹介します。
【岩国市立川下中学校】
学校運営協議会*では委員と生徒会役員が一緒に協議を行い、地域住民だけでなく生徒の想いや願いを取り入れた取組が進んでいます。
*学校の運営及び運営への必要な支援に関して協議する機関
【田布施町立城南小学校】
地域の町営住宅の建て替えに、新しい住宅に求める機能などを、6年生児童が町長や建設課職員に提案するという取組です。児童は、子育て世帯向けの保育施設や高齢者向けのエレベーターやスロープ、宿泊施設を提案しました。
【下松市立下松中学校】
笠戸島を歩くことで、下松の素晴らしさを再発見することができました。海岸清掃を行ったり海の幸を味わったりして、自然の豊かさと地域の方々の温かさを実感しました。
【山口市立鋳銭司小学校】
鋳銭司地区笠踊り保存会の方に指導していただき、運動会では全校児童と教職員が法被を着て「笠踊り」を踊りました。コロナ禍で活動が制限される中、しっかりと伝統を受け継ぐことができました。
【美祢市立厚保小・中学校】
保・小・中合同避難訓練を行いました。地元の消防団の方から平成22年に発生した豪雨災害の話をしていただき、災害の怖さや日頃の備えの大切さについて学ぶことができました。
【下関市立夢が丘中学校】
夢が丘中学校区では、小・中・総合支援学校が連携した取組の一つとして、毎月第3週をあいさつチャレンジ週間とし、地域の方とともにあいさつ運動に取り組んでいます。
【萩市立明倫小学校】
令和元年度2学期より月1回程度、学校運営協議会委員や地域の方による補充学習「明倫小寺子屋」を行っています。どの児童も熱心に学習に取り組んでいます。
お問い合わせ先 |
Tel:083-933-4661 Fax:083-933-4669 |
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(4)コミュニティ・スクールの仕組みを生かした中高連携の取組を紹介します!
小野田高校・竜王中学校・本山小学校・赤崎小学校の取組「小中高連携かるた交流会の開催」
小野田高校の学校運営協議会には地元中学校長や山陽小野田市の首長部局関係者、さらに山口県かるた協会顧問が委員として参画しています。こうした小野田高校の学校運営協議会のネットワークも生かして、山陽小野田市内にある小野田高校、竜王中学校、本山小学校、赤崎小学校が連携・協働し、初めての小中高連携かるた交流会を開催しました。
10月13日(火曜日)に開催された交流会は、小野田高校かるた部員による競技かるたのデモンストレーションから始まり、小・中学生同士の対戦、かるた部員1名対小・中学生3名の対決など趣向を凝らした取組により、大いに盛り上がりました。また、高校生と小・中学生とのコミュニケーションも深まり、小・中学生のかるたに対する興味・関心も高まったようです。
なお、山陽小野田市は「かるたによるまちづくり」をうたっており、市長をはじめ、市の文化振興関係者も本交流会を鑑賞されました。このような校種間連携とともに、生涯学習の観点から市や公民館などとも連携した地域貢献を進めていく予定です。
萩東中学校の取組「ふるさと『萩』について萩高生と熟議」
12月8日(火曜日)、萩東中学校1年生と萩高校探究科1年生による合同熟議が行われました。
この合同熟議では、「ふるさと萩ってぶちすごい!」のテーマの下、中学生は「ふるさと学習」で学んだ「ふるさと・萩」の自然の美しさや世界遺産などを資料にまとめ、高校生は熟議をしっかりと進めることができるよう事前に「ファシリテーター研修会」を実施して臨みました。
当日は、中学生と高校生が20のグループに分かれ、中学生が事前にまとめた資料を基に熟議を行いました。資料の内容やまとめ方についてアドバイスをしつつ、熟議をファシリテートする高校生の姿は、中学生にとって頼もしい先輩の姿であり、中高連携の取組の中で「学び」がつながるとともに、「憧れ」の連鎖が生まれていました。中・高生は今後も定期的に熟議を重ねていくことにしています。さらに、今後は地域の方々にも参画していただき、中学生・高校生双方の学びをより深めていきます。
萩高校奈古分校の取組「教育支援センター『萩輝きスクール』との交流学習」
少人数で一人ひとりが大切にされる環境や農業生産や保育実習などの体験的な学習が特色の萩高校奈古分校では、授業も含め生徒会活動や地域と連携した行事など様々な場面で、生徒一人ひとりが達成感や成長を実感しています。
こうした奈古分校の強みを生かして、12月15日(火曜日)には、地域や小・中学校等との連携を支援するCS活動推進員のコーディネートにより、萩市の教育支援センター「萩輝きスクール」に在籍する小・中学生と農業を通じた交流学習を行いました。「萩輝きスクール」には、様々な理由で学校に行けない児童生徒たちが通っています。当日は、「萩輝きスクール」の児童生徒7名が、農業を学んでいる3年次生5名から優しくサポートをしてもらいながら、大根やブロッコリーの収穫などを体験したり、温室などの農場施設を見学したりしました。
奈古分校の生徒たちにとっては、学校で身に付けた専門性を発揮し、小・中学生との関わりの中で手応えを感じることを通じて、地域の担い手としての意識を高める機会となりました。また、「萩輝きスクール」の児童生徒たちにとっては、高校での学びを体験し、高校生と交流することを通して、高校生活に見通しがもてるようになる体験となりました。
お問い合わせ先 |
地域連携教育推進室 |
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(5)「山口県 県内進学ガイドブック」の活用について
毎年2月に、県内大学・専修学校等の学校概要や取得できる資格などをまとめた「山口県 県内進学ガイドブック」を作成しています。
今年度も2月中旬から、高校2年生の皆さんのお手元に届くよう配布を予定しています。
ぜひ、御覧いただき、今後の進路選択の参考にしてください!
<「学事文書課」ウェブページ>
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a10400/leagueofuniv/shingakuguid.html
お問い合わせ先 |
学事文書課 大学班 |
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2 ふれあい掲示板(令和2年12月から令和3年4月まで)
(1)山口県立山口博物館
ホームページアドレス http://www.yamahaku.pref.yamaguchi.lg.jp/<外部リンク>
電話:083-922-0294
12月4日(金曜日)~4月7日(水曜日)
「情報通信技術革命~コンピュータの誕生からAIまで~」
内容:今や私たちの生活に欠かせない人工知能(AI)やビッグデータについて、コンピュータの進化の歴史を紐解きながら紹介します。
※最新情報については、山口県立山口博物館のホームページにて御確認ください
(2)山口県秋吉台青少年自然の家
ホームページアドレス http://www.c-able.ne.jp/~akishoji/<外部リンク>
電話:08396-2-0581
申込方法:山口県秋吉台青少年自然の家ホームページにて、各事業の開催日2カ月前から募集要項を掲載します。詳しくは、そちらを御覧ください。
3月13日(土曜日)
「秋吉台ハイキング ~秋吉台の自然を体感しよう~」
内容:ハイキング(長者ケ森―冠山―北山)
対象:小学3年生以上と家族
定員:10組
参加費:1人300円(保険料)
申込締切:期日の3週間前必着
(3)山口県十種ヶ峰青少年自然の家
ホームページアドレス https://www.tokusagamine.com/<外部リンク>
電話:083-958-0033
申込方法:山口県十種ヶ峰青少年自然の家ホームページにて、各事業の開催日2カ月前から募集要項を掲載します。詳しくは、そちらを御覧ください。
1月9日(土曜日)~3月7日(日曜日)
「ネイチャースキー(冬の自然体験教室)」
内容:歩くスキー、雪遊び、自然観察など
対象:小学5年生以上のどなたでも
定員:各回20名 ※最少開催人数2人
申込締切:期間中、随時募集中。参加希望日の1週間前必着
3月20日(土曜日)~21日(日曜日)「十種ヶ峰ジュニアチャレンジ2」
内容:野外炊事、十種ヶ峰登山など
対象:小学3・4年生
定員:32名
申込締切:3月5日(金曜日)
3月21日(日曜日)
「十種ヶ峰に登ろう!(3)」
内容:登山、ぜんざいのふるまい
対象:家族・一般
定員:30名
申込締切:3月5日(金曜日)
3 読者プレゼント
岩国総合支援学校の生徒が制作した「にんにくしょう油漬、華~Hana~、鍋敷き、ペンシルケース」をセットで10名様にプレゼント!
<学校からのメッセージ>
岩国総合支援学校は、学校教育目標として「一人ひとりの個性を大事にし、心豊かな生活ができる人を育てます」を掲げ、教職員が一丸となり日々の教育実践に努めています。現在、本校高等部の作業班は7班ありますが、今回は園芸班から「にんにくしょう油漬」、印刷工芸班から「華~Hana~」、木竹工班から「鍋敷き」、手芸班から「ペンシルケース」の詰合せをセットで10名様にプレゼントします。
- 岩国総合支援学校ウェブページ
http://www.iwakuni-s.ysn21.jp/kyouiku/<外部リンク>
プレゼントの応募方法
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山口県教育庁教育政策課教育企画班 |
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